投資の種類は何種類?全15種類の投資の仕方とメリット・デメリット

一口に投資といっても、投資対象となる金融商品には様々な種類があります。それぞれの金融商品にそれぞれの特徴があるため、これを理解してから投資を行うことが大切です。

以下では、投資対象となる様々な金融商品についてわかりやすく解説していきます。

この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。

投資の種類とは

投資をはじめる前に、どんな投資対象があるのかについて基本的な事項はきちんと理解しておきましょう。

以下では、投資対象となる金融商品の種類についてわかりやすく解説します。

投資の種類はどれくらいある?

投資対象となる金融商品は数多く存在しています。金融商品によって、リスクの程度もリターンも全く異なります。

長期投資向きのものと短期投資向きのものなど、投資対象を選ぶ際には自分の投資スタイルと合ったものを選ぶことが大切です。

投資の種類:一覧で比較

投資対象 リスク リターン 特徴
預金 小さい 小さい 投資効果は小さいが、
確実に資産を増やすことができる
外貨預金 普通 普通 為替リスクの変動を抑えられれば、
投資効果も見込める。
ただし、投資先によってはリスクが高い
金投資 小さい 普通 比較的安定した資産価値がある。
しかし、長期的な投資向き
仮想通貨 大きい 大きい 法定通貨や他の仮想通貨の価格差を
利用して利益を得るなど、
様々な投資方法が可能。
だが、値動きが大きい為リスクも大きい
株式投資 大きい 大きい 必要要な初期投資額が大きく、
利益も損失も高い
(投資額以上の損失にはならない)
個人向け国債・地方債 小さい 小さい リスクは非常に低く、
安定して資産を増やせる。
銀行預金のように投資を行いたい人向け
個人向け社債 小さい 小さい 満期まで保有すれば、
決まった金利が貰える。
ローリスクで国債より利回りが良い
外国債券 大きい 普通 リターンが大きいものもあるが、
高いリスクを甘受しなければならない
投資信託 普通 普通 プロに資産運用を任せて利益を得る
その分手数料が必要
ETF
(上場投資信託)
普通 普通 上場している投資信託から選ぶ、
投資の種類。
いつでも取引が可能であり手数料も低い
日経平均先物 大きい 大きい 日経平均株価指数を利用した投資
少ない資産で大きなリターンを狙える
FX
(外国為替証拠金取引)
大きい 大きい 海外の法定通貨の価格差を利用して、
利益を得る。
少ない資産で大きなリターンを狙える
不動産投資 普通 普通 主に家賃収入など。
長期的なリターンを得られる。
節税にもなるが換金することが難しい
REIT
(不動産投資信託)
普通 普通 少額で行える不動産投資。
低いリスクで高いリターンを得やすい
iDeCo
(個人型確定拠出年金)
小さい 小さい 年金と同じように毎月一定額を支払い、
60歳以降に受け取れる私的年金

投資 種類の関連用語とは

投資 種類に関連する基本的な用語を2つおさえておきましょう。

投資 種類の関連用語①「インカムゲイン」

インカムゲインとは、配当金とも呼ばれるもので、株式を発行している企業は、株主に対して配当を行うことから、この配当益を利益とするものです。

すべての企業が配当をするわけではありませんが、配当をする会社の株を持っていれば配当を受けることができます。

投資 種類の関連用語②「キャピタルゲイン」

キャピタルゲインとは、値上がり益とも呼ばれるもので、株の値段が安いときに買い、その後株の値段が上がったときに売ってその差額を利益とするものです。

株価の変動によって利益が出るようにすることが値上がり益のポイントとなります。

投資対象15種類の特徴・メリット・デメリット

投資対象 メリット デメリット
国内預金 基本的には元本が保証されるので、
リスクはほとんどない
金利が圧倒的に低く、
ほとんど投資効果が見込めない
外貨預金 国内預金よりも高い金利
為替差益も期待できる
為替差損で元本割れのリスク
手数料が高い
預金保護対象外
金投資 安定した投資対象 金相場を読むことは困難
仮想通貨 大きな利益を得られる可能性がある ボラティリティが大きいため、
損失が膨らんでしまう可能性がある
株式投資 配当金と売却益を得られる
株主優待を受けられる
必ずしも利益が出るとは限らない
元本割れのリスクあり
個人向け国債・地方債 元本割れリスクがない
安定した利回り
少額からでも投資できる
銀行預金と金利があまり変わらない
換金可能となるまでに時間がかかる
流動性が低い
個人向け社債 着実に資金を回収できる 元本割れのリスクがある
金利が高くないため、
投資効果は少ない
外国債券 金利や為替差益で利益を見込める 売買手数料や、
信託報酬などの支払いがある
ETF(上場投資信託) 分割投資ができる
少額でも投資が可能
価格変動が把握しやすい
売買手数料や、
信託報酬などの支払いがある
日経平均先物 レバレッジで大きな利益を狙える 大きな損失を被る可能性がある
FX
(外国為替証拠金取引)
為替手数料が非常に安い
レバレッジをかけることで、
少額でも大きな利益が狙える
大きな値下がりの可能性あり
不動産投資 毎月安定した家賃収入が得られる
インフレ対策になる
ローン利用すれば少額からでも投資可能
空室リスクがある
家賃収入が安定しないことがある
REIT
(不動産投資信託)
少額からでも実物不動産に投資可能
売却手続きが簡単で流動性に優れる
価格変動リスクがある
不動産市況全体の影響を受ける
iDeCo
(個人型確定拠出年金)
税制面で有利
運用益も非課税
60歳まで、
基本的に引き出すことができない

投資の種類を活用するポイントとは

投資対象となる金融商品は様々なものがあります。それぞれ投資対象ごとにメリットやデメリットがあるので、きちんと投資対象の特性に合わせた投資が大切です。

以下では、投資対象となるそれぞれの金融商品について勉強する方法、初心者におすすめする投資などを紹介していきます。

投資の種類を活用:勉強できる本とは

投資について勉強する場合には、本がおすすめです。インターネットの情報は玉石混交ですが、本であれば専門家や実務家が執筆しているので信頼性の高い情報が掲載されています。

ただし、出版された年度が古いと情報が古くなっている可能性があるので注意しましょう。以下では、投資の種類について勉強ができるおすすめの本を紹介していきます。

初心者向けに一番おすすめの本は、筑摩書房から出版されている『金持ち父さん貧乏父さん』です。特に、若い世代の方におすすめの本となっています。

この本は、お金に関する考え方が学べる本です。著者であるロバート・キヨサキ氏は、実際に投資の世界で成功しています。全世界でベストセラーとなり、版を重ねている本なので信頼度も高いです。金持ち父さんと貧乏父さんを比較し、お金持ちになる人のお金の考え方を学ぶことができます。

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)
池上 彰
朝日新聞出版
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次に紹介する本は、朝日新聞出版から出版されている『知らないと損する池上彰のお金の学校』です。

わかりやすく物事を解説することに定評のある池上彰さんが書いた本なので、投資初心者でも内容を理解できます。投資の基本となるキーワードについてきちんと理解したいという方におすすめです。

ページ数も230ページと適度な分量なので、あまり本を読まないという人も無理なく投資について学ぶことができます。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
藤野 英人
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投資の種類を活用:初心者におすすめ

投資初心者が投資を行う際には、どんな投資対象に投資すれば良いのか迷うことも少なくありません。よくわからずに投資を行ってしまうと、思わぬ損失を被ってしまう場合があります。そのため、投資対象を選ぶときには十分気をつけなければなりません。

投資初心者が投資対象を選ぶ際に重要となるのは、

(1)仕組みがわかりやすいこと
(2)少額からはじめることができること
(3)長期投資向きであること

以上の3点です。この3つの条件が揃っている投資対象に投資すれば、投資初心者でも無理なく投資が可能です。

この条件で考えると、一番オススメの投資対象は投資信託です。投資信託であれば、少額からでも分散投資を行うことができます。

分散投資をしておかないと、ある1つの投資対象の価格が下がってしまえば、それが直接損失になってしまいますが、分散投資をして投資対象を分けておけば、1つの投資対象の価格が下がっても、他の投資対象の価格は下がらずに済みます。

投資信託であれば、投資先の選定や難しい運用については投資のプロに任せることができます。多くの金融機関が取扱っており、ネット証券でも取扱いがあるので、誰でもアクセスしやすいというのも魅力の1つです。

株式投資などには多額の資金が必要となりますが、投資信託であれば少額からはじめることができるので初心者向けと言えるのも嬉しいポイント。長期間にわたって運用することによって、投資額に対して大きな利益が期待できます。

他にも、投資対象としてはETFが魅力的な投資対象です。ETFは上場投資信託なので基本的な仕組みは投資信託と同じです。特定の指標の値動きに連動する金融商品なので、投資信託のように分散投資の効果を少額の投資から得ることができます。

また、株のように株式市場があいている間であればリアルタイムで取引ができることも魅力です。いつでもネット証券を使って購入することができます。

投資初心者であれば、債権も魅力的な投資対象と言えるでしょう。比較的安全性の高い国が発行している国債は金利こそ低いことも着実にお金を増やすことができます。

もちろん、リスクの高い国債もあるのでその点には注意が必要です。国債は基本的に長期投資が前提となる金融商品です。そのため、きちんと計画をたてて投資をすることが大切です。

投資の種類を活用:少額投資とは

投資をはじめようと思っても、手許に十分な資金がない人も多いはず。そんなときはレバレッジを使えば少額でも大きな利益を得られる可能性がありますが、その分、大きな損失を被る可能性があります。そのため、投資初心者は少額でもはじめられる投資対象に投資することが大切です。

少額でもはじめられる投資対象には、次のようなものがあります。

株系の少額投資 単元未満株
ミニ株
るいとう(株式累積投資)
金額指定投資
テーマ投資
投資信託系の少額投資 投資信託
おつり投資
少額不動産投資

少額投資の対象としておすすめなのは、投資信託系の少額投資です。その理由は、自分で分散投資を考えなくても、投資のプロがきちんと分散投資をしてくれるからです。

分散投資は投資の基本的な考え方となります。投資対象を分散することによって、リスクも分散することができるからです。

その意味で、投資信託系の少額投資に分類される投資信託は投資初心者でも、分散投資ができ着実にお金を増やしていくことができるのでおすすめです。

実践!投資の種類まとめ

投資の種類について実践的なまとめをしていきましょう。最初にリスクとリターンで比較を行い、次に利回りで比較していきます。最後に、実際の投資家に人気の金融商品を比較していきます。

実践!投資の種類:リスクとリターンで比較

投資対象に関して、リスクとリターンの点で比較すると次のようになります。一般に、リスクが高い商品であればあるほど、リターンも大きくなる傾向にありますが、投資初心者にはおすすめできません。

なぜなら、適切にそのリスクを評価することが難しいからです。せっかく投資したお金が全く無くなってしまうばかりか、損失を被る可能性もあります。そのため、きちんとリスクに見合った投資ができるようになることが大切です。

以下の表から、大まかなリスクとリターンの関係を掴んで、実際の投資に活かしてください。

投資対象 リスク リターン
預金 小さい 小さい
外貨預金 普通 普通
金投資 小さい 普通
仮想通貨 普通 大きい
株式投資 大きい 大きい
個人向け国債・地方債 小さい 小さい
個人向け社債 小さい 小さい
外国債券 大きい 普通
投資信託 普通 普通
ETF(上場投資信託) 普通 普通
日経平均先物 大きい 大きい
FX(外国為替証拠金取引) 大きい 大きい
不動産投資 普通 普通
REIT(不動産投資信託) 普通 普通
iDeCo(個人型確定拠出年金) 小さい 小さい

実践!投資の種類:利回りで比較

一般に利回りが高いということは、その分リスクも大きいということを意味します。そのため、利回りが高い商品に投資する場合には、きちんとリスクを評価しなければなりません。以下では、利回りの高い順番に、金融商品を紹介していきます。

1位:仮想通貨

仮想通貨は非常に高いボラティリティで知られる金融商品です。仮想通貨の1つであるビットコインは、2017年には200万円以上あった価格が2018年12月現在、40万円まで落ち込んでいます。

つまり、200万円の価格のものがたった一年間で40万円となったのです。仮想通貨は非常にボラティリティが高い分、短期間で利益を得られる可能性があると言えます。

2位:FX

仮想通貨に続いて、FXも非常に利回りが高い金融商品です。FXではレバレッジを使うことができるので、信用取引を使って手持ちの資金力よりも大きな資金力で取引ができます。

たとえば、50万円の手許資金しかない場合でも、2倍のレバレッジをかけることで100万円分の取引を行うことが可能となります。ただし、レバレッジを2倍かけながら損失を出した場合には、同じく損失も2倍となるため、大きなリスクがある点には十分注意が必要となります。

3位:先物取引

レバレッジを活用できるのはFXだけではありません。先物取引でもレバレッジを活用することができます。そのため、先物取引もFXと同じように取引を行うことが可能です。ただし、先物取引も同じようにリスクの大きな金融商品なので、十分に知識を得てから投資をするようにしましょう。

実践!投資の種類:人気ランキング

最後に、投資対象となる金融商品について最近人気のあるものから順番にトップ5をランキングで紹介していきます。

(1)仮想通貨

今投資の世界で最も人気のある投資対象といえば仮想通貨です。仮想通貨はFXなどと同じように、レバレッジをかけることもできます。そのため、少ない資金力でも大きな利益を獲得することができます。

ただし、仮想通貨は非常にボラティリティが高く、将来の先行きも不透明です。そのため、長期投資の対象としてはあまり向いてない投資対象であると言えます。着実に資産を増やしていきたいと考えている人は、他の投資対象を選ぶようにしましょう。

(2)FX

短期間で大きな利益を得られるのがFX。しかし、FXは非常にリスクも大きい投資対象となるので、投資初心者にはおすすめできません。

為替市場の影響を大きく受けるので、海外の政治的、経済的な情勢についてきちんと知っておかねばばらないなど、投資判断を行うにあたっては、かなりの知識を要求されます。

FXは少額でもレバレッジをかけることで大きな利益を得られることも魅力の1つです。実際、FXで大きな利益を得て生活している人もいます。ただし、損失を出す可能性も同様に大きいことから、十分な注意が必要です。

(3)投資信託

株式初心者に最もおすすめなのが投資信託。投資信託では、投資のプロが投資家から集めたお金を運用して利益を還元します。

投資家からお金を集めるので、投資のプロのもとには大きな資金が集まり、その資金力と活用して大きな利益を得るのが基本的な投資信託の仕組みとなります。

投資信託には様々な種類があるので、自分の好みのものに投資できるのも魅力の1つです。

(4)株式投資

株式投資も魅力的な投資対象の1つです。キャピタルゲインとインカムゲインによって利益を得ることができますが、株主優待を狙って投資をすることもできます。

株主優待でお得に買物ができたりするのが、他の投資対象にはない魅力となっています。株式投資を行う場合、多額の資金が必要となりますが、少額で投資できる商品も用意されています。

株価は日々動き続けていますので、常に投資した会社の動向を気にかけておく必要があります。

(5)定期預金

他の投資対象よりも低いリスクで着実にお金を増やすことができるのが定期預金。従来から資産形成をする際に活用されているものなので安心して投資ができる点も魅力です。低リスクで着実にお金を増やしたいと考えている人におすすめです。

リスクが少ない分、大きな利益を得ることはできないので、その点をきちんと理解できるようにしておきましょう。

まとめ

投資対象となる金融商品には様々な種類のものがあります。そのため、投資をする場合には、どの投資対象に投資するか選ばなければなりません。選ぶ際には、きちんとリスクを理解しておく必要があります。

十分な知識なしに投資をしてしまうと、思わぬリスクを被る可能性があるので注意が必要です。投資は自己責任となりますから、十分に投資対象について勉強した上で投資をしなければなりません。

自分の投資スタイルに合う金融商品を選んで投資をすることが非常に重要です。