株式投資ってどうやって勉強する?おすすめの本やアプリを完全ガイド!

大切な資産を増やすために株式投資を始めたつもりなのに、勉強不足のままだと失敗するリスクが高くなるので、株式投資をしっかり理解するための勉強をすることが大切です。基本的なことから理解しなければいけませんが、どうやって勉強するべきなのかわからない方も多いです。

そこでこの記事では、初めて株式投資を行う方に知っておいていただきたい基礎知識や、具体的な勉強方法について詳しく紹介します。この記事を読んでいただけると、あなたに最適な投資スタイルがわかり、良い結果を残すために具体的な計画を練るスキルが身につくので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
株式会社ジャパンインベストメントスクール 株式投資コンサルタント ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格 日本最大級の投資スクール・メールマガジン「ジャパンインベストメントスクール」に所属。毎朝10万人以上に向けて、相場情報を届ける。

株式投資を始める前に

まずは株式投資を始める前の準備段階として、投資資金や投資期間など目標設定について確認しておきましょう。

投資資金を決める

株式投資を始めるつもりの方は、すでに投資に使えるお金をある程度確保できているのだと思いますが、もしも「生活費を切り崩して株式投資にチャレンジしよう」と考えているなら注意が必要です。

生活費から投資資金を捻出するとあなたのライフスタイルにも大きな影響を及ぼすので、必ず余裕資金の中から投資を行いましょう

また、株式投資のスタイルは投資できる金額によっても変わってきます。大きな金額を投資するほど成功するとリターンも大きくなりますが、失敗するとリスクもかなり大きくなるので注意が必要です。

投資資金に余裕があったとしても、まだ株式投資に慣れていない段階で最初から大きな金額を投資するのはおすすめできないので、仮に100万円の余裕資金があるなら、まずは10万円くらいから投資を行ってみることをおすすめします。

株式投資に慣れてきた段階で大きな金額を投資するようにして、初心者の段階では少額投資からはじめましょう。

投資期間を決める

株式投資は投資期間によってさまざまな投資方法に分類できます。

大きく分けると短期型、中期型、長期型の3種類があり、それぞれ異なる特徴があります。

投資期間の違いと特徴
短期型 「デイトレード」が有名。
当日中~数週間の短期で売買を繰り返しながら利益を得るのを狙う。
短期間でも大きな利益を得られる可能性もあるが、損失が出るリスクもある。
株価の動向を常にチェックする必要があり、取引手数料もかさむおそれがある。
中期型 株式を購入してから1ヶ月から1年程度保有する。
配当金や株主優待を得ながら、短期型ほど株価の変動を常時確認する必要はないが、
臨機応変にタイミングを見計らって利確や損切りを行う方法。
長期型 株式を購入してから5年以上保有するので、
保有期間中は配当金や株主優待を狙うため利回りの良い銘柄を選ぶ必要がある。
気持ちに余裕を持って投資できるが、
銘柄選びを間違えると数年後に株価が暴落する可能性もある。

このように、それぞれの投資方法にメリット・デメリットはつきものですが、株式投資の初心者は頻繁に株価の動きをチェックし、売買のタイミングを見計らうのが難しい短期型や中期型はあまりおすすめできません。

どちらかといえば、長期間かけて地道に利益を確保できる長期型がおすすめです。

明確な目標を決める

投資資金と投資期間を決めるうえでも重要になるのが、そもそもなぜ株式投資をはじめようとしているのか、目標をしっかり決めておくことです。

「老後の生活資金を貯めたい」「5年後にマイホームを建てる資金にしたい」など人によっていろんな目的があると思いますが、ただなんとなく株式投資は儲かりそうだと思って始める方も多いでしょう。

いずれにしても、投資をするからには損をするわけにはいかないので、確実に目標を達成するために「○年(○ヶ月)までに○円まで貯まるようにする」と目標を決めましょう。

目標を達成するためにはどんな投資方法が最適なのか、どんな銘柄が狙い目なのかなど具体的に情報収集すべき項目や優先的に勉強するべき内容が見えてきます

株式投資に必要な基礎知識を学ぶ

株式投資を行うにあたって必要な基礎知識を確認してみましょう。本格的な株式投資の勉強を始める前に最低限知っておきたい内容なので、ぜひ目を通して参考にしてください。

株式とは企業が投資家に発行する証明書

株式投資で取引を行うのは、株式会社が運転資金を確保するための証明書として発行している「株式」です。投資家は出資をした証明として株式会社から株式を受け取って「株主」となり、さまざまなメリットを得ることができます。

株主が得られる4つの権利
株主優待 会社が提供するサービスや商品、割引などの特典を得られる
配当金 会社の業績により、利益の一部が株主に還元される
株主総会の参加 議決権をもって会社の意思決定判断に参加できる
株式の売却 所有している株式を証券取引所で売買できる

株式投資の種類を把握する

株式投資は株式を売買して利益を得るのが基本となりますが、投資方法の種類はいろいろあります。

それぞれの違いを見極め、あなたに最適な投資方法を確認してみましょう。

投資方法の種類
現物取引 一般的な株取引。現物の株式を売買する
信用取引 証券会社に信用口座を開設し、現金や株式を担保に預け、自己資金より多く投資できる。効率良く利益を狙えるが、失敗したときのリスクが大きい
ミニ株取引
(株式ミニ投資)
単元(通常は1単元100株。銘柄によって異なる)の10分の1の金額から投資できるので少額から始められる
単元未満株取引 単元株数に関係なく1株から購入できる
株式累積投資
(るいとう)
1銘柄1万円~100万円の範囲内で、千円単位で投資金額を設定して毎月一定額ずつ積み立て方式で株式を購入する
ワンタップバイ
(One Tap BUY)
スマホアプリで日本株の有名銘柄を1,000円から購入できる。口座開設から売買までとても簡単

このようにさまざまな投資方法がありますが、株式投資の初心者は取引に慣れるまではミニ株などの少額から始められる投資方法をおすすめします。

株式投資のリスクやデメリットも知っておく

株式投資は売買のタイミングを見計らって売却益や配当金を得たり、株主優待のメリットで利益を得ることが目的ですが、当初の思惑通りに利益を得られないどころか、逆に損失が生じる可能性もあることを忘れてはいけません。

株式投資では以下のようなリスクやデメリットが生じると考えられます。

株式投資のリスクとデメリット
価格変動リスク 会社の業績や社会情勢などの影響で常に値動きがあるため、初心者が売買のタイミングを見計らって取引成立させるのが難しい
信用リスク 会社の業績が悪化すると債務不履行になる可能性があり株式の価値がなくなる可能性がある
流動性リスク 需要と供給のバランスが崩れて、株式を売りたい価格のタイミングなのに取引が成立しない可能性がある
初期投資資金が必要 銘柄にもよるが、通常の現物取引は単元株数ごとの取引なのでまとまった投資金額が必要

株の購入から売却までの流れを知る

株式の売買を行う際には、以下のような流れで取引を行います。

STEP1.証券口座の開設

まずは株取引を行うために必要な証券口座の開設手続きを行います。いろいろな証券会社が存在していますが、利便性の良さや手数料の安さで選ぶならネット証券会社、安定性で選ぶなら大手証券会社…など目的に応じてあなたに合った証券会社を選んでください。

証券会社の口座の開設手続きは、公式ホームページからも申込可能です。

STEP2.証券会社に入金する

証券口座の開設ができたら、いつでも好きなタイミングで株式を購入できるように投資資金の入金手続きを済ませておきましょう。証券会社が指定する銀行口座に入金手続きを行うと、証券口座に入金が完了します。

STEP3.銘柄を選んで購入する

証券口座に入金できたら、いよいよ株式を購入できる準備が整ったので、お好みの銘柄を選択して購入してみましょう。魅力的な株主優待がある銘柄、これから業績が伸びそうな銘柄…など、いろんな選び方がありますが、初めて購入する銘柄は慎重に選ぶことをおすすめします。

銘柄が決まったら、希望の株数で買い注文を入れて取引成立すると購入完了です。

STEP4.タイミングを見計らって売却する

株取引で利益を得るためには、単純に考えて購入した時よりも株価が上がった時に売却するだけで良いのですが、タイミングを見計らうのが難しいです。「まだまだ上がりそう!」と思っていたら下落して売り時を逃したり、「ここがもう限界だろう」と思って売却したのに、その後も上がり続けて売り時を間違えたりする例も少なくありません。

株価を見ながら売り時を見計らうのは難しいので、慣れるまでは「購入時より○円上がったら売ろう」などと決めておけば、思い切って売却できるので参考にしてください。

なお、株式を売買できる時間帯は月曜日から金曜日の平日のみで、前場(9時~11時半)と後場(12時半~15時半)になります。仕事などでこの時間帯に注文ができない場合でも、注文自体は24時間いつでも可能なので前日の夜などに注文だけ入れておけば売買できます。

株式投資を学ぶための具体的な勉強方法

株式投資の具体的な勉強方法の例を紹介します。あなたのライフスタイルや好みに応じた勉強方法を選んでください。

ネットやアプリで学ぶ

いつでも気軽に勉強できる方法としておすすめなのが、インターネットやアプリで学ぶ方法です。株式投資に関するさまざまな情報が存在しており、基本的な内容については網羅されているので、わからないことを検索するとすぐに答えが見つかります。

特に証券会社のホームページには株式投資の初心者向けのわかりやすい解説ページが用意されているので、ぜひ参考にしてください。

また、株式投資の勉強ができる無料のスマホアプリもいろんな種類がリリースされており、スキマ時間を活用しながら最低限の知識を習得できます。ただし、全ての情報が正しい内容とは限らない場合もあり、ネット上で集めた情報だけを100%信用して株式投資に活用しないように注意してください。

正確な情報か見極めるためにも、他の勉強方法も合わせて実践することをおすすめします。

書籍で学ぶ

株式投資の関連書籍もたくさん発刊されており、初心者向けから上級者向けまでさまざまな内容が網羅されています。ネットやアプリなどはどうしても流し読みする傾向があると思うのですが、書籍の場合はわからない部分を何度も読み返して理解できるまで学べるメリットもあります。

初心者向けにはイラストや図解、マンガなどわかりやすさを重視した内容の書籍もありますので、ぜひ書店で内容を確認して購入することをおすすめします。

実際に投資をして経験を積む

基本的な知識を習得できたら、実際に投資を行って経験を積むことが一番良い勉強法になります。

「勉強で学んだことを活かせば理論上はうまくいく」と考えて投資をしたら、本当にうまくいく場合もありますが、うまくいかない可能性もあるので、失敗しても痛くない金額で投資を行ってみてください。

実際に投資経験を重ねて成功と失敗を繰り返していると、あなたに最適なのはどんな投資方法なのかが見えてきます。

「これでうまくいかなかったから、次はどうしたらうまくいくのだろう」と、また新しいことを学ぶきっかけにもなりますし、勉強に対する意欲も沸いてきます。

テレビや新聞などで情報収集をする

株式投資を成功させるためには情報収集が欠かせません。インターネットや書籍で得られる情報はすでに古くなっている内容も少なくないため、常に最新情報をチェックすることも大事な勉強になります。

最新情報を確認するためには、新聞や雑誌、テレビなどのメディアから株式投資関連の情報収集を行いましょう。株価に影響を与える経済状況については重要な要素になるので、必ずニュースの経済情報コーナーをチェックするのを日課にしてください。

投資スクールに通う

本格的な勉強方法としておすすめなのが投資スクールへ通うことです。投資スクールの講義内容は初心者から上級者向け、個別や大人数などさまざまな受講スタイルがあります。

受講料が高めに設定されている場合が多いですが、独学で勉強するよりも効率良く専門的なスキルを習得できる良い機会になるため、費用対効果を考えると投資スクールの方が良い面もあります。

講義内容が多岐にわたるため、投資家としてのレベルや目的、予算などさまざまな条件を考慮してあなたに最適な投資スクールを選びましょう。

株式投資の勉強に関する注意点

株式投資の勉強をするにあたって注意しなければいけないのは、時間をかけてしっかり理解しながら確実に知識とスキルを習得することです。誰もが「お金や時間をかけずに一日でも早く儲けたい!効率良く稼ぎたい!」と考えると思いますが、お金や時間をかけずに、勉強する努力をすることもなく儲かる方法はありません。

実際に株式投資で成功している人も、これまでに長い時間をかけて自分に合った投資方法を見つけるために努力して勉強を重ねた結果、成功を得ているのです。

焦る気持ちを抑えつつ地道な努力を重ねて勉強を続け、あなたに合った投資方法を習得してください。

正しい知識を身につけて株式投資を始めよう

株式投資の上級者でも常に勉強を欠かさず続けていることが成功に繋がっているので、株式投資の初心者も基礎から地道に勉強を重ねてください。あなたに合った投資方法が見つかるまでに何度も試行錯誤を繰り返すことになると思いますが、これも勉強の一つです。

焦りすぎては良い結果が得られませんので、少しずつ株式投資の知識とスキルを習得できるあなたに合った勉強方法を実践してください!