低位株(ボロ株)とは?プロが教える失敗しないための低位株の選び方

株式投資で成功するためには至って単純なことで、購入した時よりも高い株価の時に売り、また下がった時に買うのを繰り返すだけです。

しかし、実際には売買のタイミングや確実に利益を得られる銘柄を見つけるのも難しいものですし、投資できる資金にも限りがありますが、低位株に関しては投資初心者も狙い目の銘柄が複数存在しています

この記事では、低位株とはどのような銘柄なのか、メリットとデメリットを含めた特徴や、利益を得るために知っておきたい銘柄選びのポイント、注目したい銘柄の事例について紹介します。

低位株を資産運用の選択肢の一つとして検討していただきたい投資初心者向けにわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。

低位株の定義と特徴

低位株とはどのような意味があるのか、メリットやデメリットについても確認してみましょう。

低位株とは1株1000円以下の株

低位株とは株価の水準が低い(1株あたり1,000円以下)の銘柄をいいます。

株式の売買単位(単元株式数)が100株の場合は10万円未満の銘柄は低位株と呼ばれます。

低位株の中でも1株あたり100円以下の銘柄は「ボロ株」とも呼ばれているのが特徴です。

低予算でも手が出せるメリット

低位株の大きなメリットは、投資にかける予算が少なくても株式投資ができる点です。

1株あたりの株価がやすいため、低予算でも単位株で購入しやすく、株式投資初心者でも参入しやすいのが特徴です。

また、何らかのきっかけで株価が急騰して何倍、何十倍に上昇することも珍しくありません。

値動きが大きくなる可能性を秘めている低位株は、少ない投資額でも利益額も大きくなる可能性がある点が魅力といえます。

倒産や上場廃止リスクのデメリット

株価が安いということは、その会社の業績があまりよくないからなかなか株価が上がらないという背景があると考えられます。

何か株価が上昇する可能性を秘めているなら利益を期待できますが、株価に影響を与えそうな良い判断材料がない場合にはいつまでも利益を得られないと考えられます。

短期売買を狙いまとまった低位株を保有していても、なかなか株価が上がらずに売り時がない、最悪の場合は倒産や上場廃止により全く価値が無くなることも予想されます。

低位株で急騰した3つの事例

低位株の特徴である「何らかのきっかけで急騰する」ことがよくわかる実例を3つ紹介します。

リニア採用で大当たり「アドテックプラズマテクノロジー」

アドテックプラズマテクノロジーは、プラズマ用高周波電源やマッチングユニットなどの販売製造を手がける会社で、関連技術の特許権を複数保有しています。

2013年には100円前後のいわゆるボロ株と呼ばれるような低位株でしたが、2014年1月になって急騰しはじめその年の7月には3,475円にまで達しています。

ここまで急騰したのは、リニア新幹線の関連部品にアドテックプラズマテクノロジーの製品が採用されたことで注目されたことが背景にあると考えられます。

企業に対する期待値が高まったことが株価高騰に繋がった典型的な事例です。

株価は1000倍越え「ライザップ」

「タレントや著名人がダイエットに成功した!」というトレーニングジムのテレビCMが話題になったライザップグループの前身は、豆乳クッキーダイエットでも話題になった会社(健康コーポレーション)でした。

徐々に業績を伸ばし始め、かつては2~3円程度だった株価が2,000円台まで急騰して1,000倍以上の株価に達しました。

しかし、その後株価は急降下⇒また上がるのを繰り返しており、一過性の高値になっていることが多いのも特徴といえます。

いきなりステーキで話題「ペッパーフードサービス」

「ペッパーランチ」を展開していたペッパーフードサービスは、2013年に展開し始めた「いきなりステーキ」が好評となり株価も急騰するきっかけになりました。

2012年の株価は平均100円以下でしたが、2014年以降に20倍以上の株価を達成しています。

失敗しないための低位株の選び方

低位株は安さが魅力!だからといって、単純にランキングだけを参考にして選ぶのはおすすめできません。

ランキングにさらに条件をつけてスクリーニングする際のポイントを抑えておきましょう。

利益を出していて流動性がある

低位株を選ぶ際に注目したいのは一定の利益と流動性の高さです。

あまり頻繁に取引されていない=流動性が低い銘柄は、売りたいタイミングでスムーズに売れない可能性があります。

他の投資家が敬遠していない銘柄を選ぶようにしましょう。

短期売買を狙うなら時価総額100億円以下

株式投資初心者は短期間に売買を繰り返す短期売買を行う方が多く、低位株を狙う場合も短期売買にしたいと考える方が多いです。

短期売買を行う際には時価総額(株価×発行済株式数)が100億円以下の銘柄を中心に選ぶことをおすすめします。

時価総額が大きい銘柄は値動きが少なく、時価総額が小さい銘柄はよく値動きしますが、時価総額100億円以下の場合は比較的値動きが荒くなり売買のタイミングを見極めやすいです。

ハズレを覚悟して分散投資

低位株は何倍、何十倍以上にも株価が急騰することもあり、当たれば大きいのが大きなメリットです。

読み通り大きく当たることがなくても、購入時の株価が安いため大損を負うリスクも避けられます

また、1社に絞り込まず複数の銘柄に分散投資しておくと、1社がうまくいかなくても他の会社の銘柄が当たってトータルでは大きなプラスになることも考えられます。

2020年最新おすすめ低位株5選

低位株の中でも最低投資額が10万円以下から始めることができ、取り組んでいるビジネス内容が投資家から注目されて急騰される可能性を秘めている銘柄を5種類ピックアップしたので参考にしてください。

フィールド・ワン

株価:127円(2020年3月19日現在)

フィード・ワンは畜産・水産業界ではよく知られている配合飼料を手がけている会社です。

今後の動向に注目したいのはマグロの養殖事業で、日本だけでなく海外でもニーズが増えて乱獲により漁獲量が減少傾向にあるクロマグロの安定供給に取り組んでいます。

養殖ビジネスがどれだけ成長するのかによって株価への影響も期待されます。

ダイトウボウ

株価:101円(2020年3月19日現在)

ダイトウボウは商業施設や不動産事業、アパレルファッションなどの事業を手がけている会社です。

新たに今後需要が高まっていくと予想されるヘルスケア事業も注目されており、和田哲カンパニーより譲り受けた取扱商品もニーズが高まると考えれます。

オリエントコーポレーション

株価:115円(2020年3月19日現在)

オリエントコーポレーションは「オリコカード」を発行している信販会社で、オートローントップクラスのシェアを誇ります。

キャッシュレス決済がどんどん普及していることでニーズが高まることが予想されており注目したい銘柄です。

フィスコ

株価:80円(2020年3月19日現在)

フィスコは投資情報・金融情報を配信する会社で、仮想通貨取引所も運営しています。

ビットコインやリブラなどの仮想通貨が注目されるのに合わせてフィスコの株価にも影響を与えるので、仮想通貨と合わせてぜひ注目してください。

オンコセラピー・サイエンス

株価:62円(2020年3月19日現在)

オンコセラピー・サイエンスは医薬品開発会社で、がん遺伝子発現情報を活用した創薬研究・開発の分野で注目されています。

副作用の少ないがんの治療薬・治療法を実現するように日夜取り組んでいるので、今後の動向に注目しましょう。

最新の低位株情報を収集する方法

順調に株価が上がりそうな低位株を見つけるためには情報収集が欠かせません。

具体的にどのような情報を集めたら良いのか確認しておきましょう。

低位株を専門に扱うブログを見る

低位株について専門的に情報を集めている方が、積極的に情報発信しているブログやTwitterの情報を参考にしてみましょう。

毎日のように情報発信している方もいますし、定期的に注目したい低位株に絞って解説されている方もいます。

あくまでも参考程度にとどめておくのも良いですし、情報に共感を持てる場合は投資を検討してみるのも良いでしょう。

ブログやTwitterなどを通じてつながりを作り、積極的に情報交換しながら注目したい銘柄を絞り込むのもおすすめです。

証券会社のツールを使って銘柄探し

証券会社で提供している専用ツールを使って低位株の銘柄を絞り込む方法もあります。

たとえば楽天証券で提供しているツール「スーパースクリーナー」は、10万円以下で購入できる銘柄を抽出すると約1,400銘柄、さらに予想配当利回りが高い銘柄を抽出すると約30銘柄に絞り込めます。

このように複数の条件を設定することで低位株の絞り込みが簡単にできますので、今後期待できる銘柄探しのヒントになります。

厳選すれば低位株で利益を狙える

低位株は1株あたりの株価で考えるととても安く、大きな利益を得るのが難しそうに感じられるかもしれませんが、これまでにも何十倍、なかには何千倍も高騰した例がたくさんあります。

ただ単に安い銘柄を買い漁るのではなく、株価が上がる可能性を秘めている銘柄をしっかり厳選して購入すると利益を得られる可能性があります。

ぜひあなたもさまざまな情報を集め、将来期待できそうな銘柄に目星をつけて投資を検討してみてはいかがでしょうか?